お疲れ様です。きざきまるおです。
ナチュラル系のコンプレッサーとしてかなりクオリティの高いBOSS CP-1Xについて紹介していきます。
老舗ブランドだけあってどこでも買えるというのも一つの魅力になっています。
コンプレッサーとは
そもそもコンプレッサーとは、音のダイナミクスを均一化し、音の強弱を調整します。
コンプレッサーは、音があまりにも大きすぎる場合に音量を抑え、逆に小さすぎる場合に音量を引き上げることができます。
これにより、音楽の録音や演奏において音の一貫性とバランスを保つのに役立ちます。
音の一貫性が保たれることによって演奏時の強弱のムラが出づらく、プロが演奏しているようなきれいな出音になっているように耳を錯覚させることが出来ます。
パコパコ系とナチュラル系
ギターエフェクターのコンプレッサーは、パコパコ系(Peak Reduction)とナチュラル系(Studio Quality)の2つの一般的なタイプに分けることができます。
パコパコ系(Peak Reduction)コンプレッサー
- パコパコ系のコンプレッサーは、強調されたサステイン(音の持続時間)と、音の攻撃部分を抑える特徴を持っています。
- サステインの増加は、ギター音のノートを長く保つのに役立ち、音が繊細でエレキギターのリードソロやフレットノイズを際立たせるのに適しています。
- 攻撃部分の抑制は、音のピークを緩和し、音のバランスを調整するため、アグレッシブな演奏スタイルや高いダイナミクスが必要なジャンルに適しています。
有名なのがMXRのコンプレッサーですね。
ナチュラル系(Studio Quality)コンプレッサー
- ナチュラル系のコンプレッサーは、より透明でサブティルな効果を提供し、音楽の録音や演奏に自然なバランスを持たらせることを重視します。
- サステインを強調することなく、音のピークを均等に圧縮し、音楽のダイナミクスをより均一にする役割を果たします。
- クリーンなサウンドやアコースティックギターなど、ナチュラルな音質を保ちながらダイナミクスをコントロールするのに適しています。
今回のBOSS CP-1Xはこちらに該当します。
BOSS CP-1X
こちらのコンプレッサーはMDPという技術が用いられているようです。
MDPについてかみ砕いて説明すると、機材や弾き方に応じていい感じで補正してくれる技術になります。
このいい感じで補正してくれるのがコンプレッサーと相性抜群なんですよね。
コンプレッサーはその出音に特徴を求める人もいるかと思いますが、音の特徴を変えずに出力だけいい感じで調整したいという要望も多いかと思います。
この出力だけいい感じで調整したいというときに本気で音にこだわる方はラック型のコンプレッサーを導入するしかなかったんですよね。
ただ、このBOSS CP-1Xはそのラック型に決しておとらないクオリティとなっており、何とかフロア型で完結させたいという方にとっての力強い相棒となっているのではないでしょうか。
コンプレッサーでありがちなノイズもとても少なく感じられます。
ぜひ、お店で試奏してその効果を実現出来たら皆様のボードに導入してみてください。